INDIVIDUALIZED SHIRTS ORDER FABRIC VOL.2

10/03/2018



当店オープン前から INDIVIDUALIZED SHIRTS を愛用して頂いておりましたお客様をはじめ、少しずつお当店のことを知っていただけるようになり、

それをきっかけとして、INDIVIDUALIZED SHIRTS の"Custom Order"に興味をもっていただいたり、オーダーについて尋ねていただく機会も増えて来ました。

大変ありがたいことです。


そこで本日は、初めてオーダーいただく方によくご質問いただく、

「まずはどの生地からオーダーするのがオススメですか?」のご質問にお答えして、

初めてのオーダーにオススメの THE INDIVIDUALIZED SHIRTS な定番生地、

"Cambridge Oxford" と  "Regatta Oxford"  それぞれの White をご紹介をしたいと思います。


Order Price / 25000YEN(EX-TAX)~


まずは Cambridge Oxford からです。

こちらは中厚からやや厚地に分類される生地で、Oxford らしいザラつきのある生地です。

生地は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の組み合わせで作られるのですが、

こちらは60番手ほどのやや太めの糸で織られています。この糸の太さがザラつきのある風合いを生み出しています。

糸の色は、縦糸と緯糸ともに真っ白ですので、生地の仕上がりもクリーンな白に仕上がっています。

好みもあると思いますが、クリーンな白はグレーや、ブラックなどのモノトーン系スラックスや、

カジュアルパンツでしたら、張りのあるリジットデニムやワンウォッシュデニムなどと合わせて、いただくのがおすすめです。

初めパリっとした印象の生地は、洗濯を繰り返すと糸がほぐれて、程よく毛羽立ち、

オックスフォード生地ならではの独特のシボがうまれ、さらに柔らかく変化し体に馴染んでいきます。

デニムなどと一緒に着込んでいくのも、経年変化を感じられて楽しいかもしれません。






こちらは数回洗濯を行ったサンプルです。

まだ若干生地に硬さは残っているものの、シボが入り始め少しずつ変化してきています。


Order Price / 26,000YEN(EX-TAX)~


次に "Regatta Oxford" です。

こちらも定番のオックスフォード生地なのですが、Cambridge Oxford との違いは2つです。

まず1つめ、こちらは Cambridge Oxford よりも若干太い糸で織られています。

そのため、生地の仕上がりが糸の太さに比例して、 Cambridge Oxford よりもやや厚地に仕上がっています。

これもよくご質問いただくことなのですが、

着用できる時期についてですが、強いて言えば、Cambridge Oxford のほうが薄いので、

より気温の高い季節向け。Regatta Oxford のほうが厚地ですので、より涼しい季節向けかもしれません。

ただ、あくまでどちらかと言えばなので、

個人的主観で言うと、着用時期にあまり差はないかと思います。なかなか文章では伝わりにくいと思いますので、

もし、実際に生地の雰囲気や生地の厚み、風合いを確かめたいという方は、サンプルをご用意していますので、

店頭にてお気軽にお申しつけください。

続いて2つ目の違いです。

2つ目の違いは生地の色です。Cambridge Oxford 説明の際に、生地は経糸と緯糸でできているとご説明しましたが、

こちらの Regatta Oxford は、経糸こそ Cambridge Oxford と同じクリーンなWhiteですが、

緯糸が綿本来の色味を活かした、生成りがかったナチュラルカラーの糸を使用しています。

そのため日光下で Cambridge Oxford と並べると、色の違いがよくわかります。


Left / Regatta Oxford ・Right / Cambridge Oxford


綿=白いとの印象がありますが、実際の綿はやや生成りがかった色味です。

それを糸にしていく段階で脱色などを行うことで、あのよく見る真っ白な色に仕上がるのです。

色味も、生地の厚み同様に好みはあると思いますが、

こちらもあえて言うなら、ナチュラルな風合いをいかした、ベージュのチノパンツや、

ミリタリー系パンツ。色落ちしたデニムなどと相性が良いかと思います。

ちなみにこちらの Regatta Oxford は、BROOKS BROTHERSが昔使用していた、アメリカのダンリバー社の Oxford 生地を再現した生地となります。

というのも、ダンリバー社はすでに倒産してしまい、生地を生産することができなくなってしまったからです。

BROOKS BROTHERS 同様に、この生地を愛していた INDIVIDUALIZED SHIRTS 社はアメリカ NY の生地メーカーと一緒にこの生地を復活させ、

ダンリバー社なき後も、アメリカの古きよき風合いを感じさせるこの生地を使い続けています。

裏話ですが、入荷のタイミングによって若干生成りの色味が濃かったり、薄かったりします。

それもまた味のひとつ。楽しめる寛大な心でお許し下さい。

いかがでしたでしょうか。ファーストオーダーにオススメな Oxford 生地 White2種。

この2種類に関しては、既製品の3フィット、"Standard"・"Slim"・"Classic"でもご用意しておりますので、まずは既製品からという方にもご案内できます。

僕も INDIVIDUALIZED SHIRTS にたずさわるようになって、さまざまなシャツをオーダーしてきましたが、やはり一番着回しが効くのは白いシャツです。

なかでも INDIVIDUALIZED SHIRTS のスタンダードな生地 Cambridge と Regattaは定番の色あせないオススメ生地です。ぜひ一度オーダーしてみて下さい。

Cambridge Oxford と Regatta Oxford の Blue や、そのほかのオックスフォード生地のご紹介はまた今度紹介させていただきます。

それでは。

USONIAN GOODS STORE
矢澤



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