粗く粗野な生地感と、細かく繊細な生地、皆様はどちらがお好みでしょうか。

ご存じの方も多いとは思いますが、

INDIVIDUALIZED SHIRTS はアメリカ・ニュージャージーをベースに、主にカスタムメイドを中心にシャツを製造・販売するファクトリーブランドです。

「主にカスタムメイド」とは、アメリカでの販売シェアの内、80%程度がカスタムメイドシャツの売上だからです。

つまり、日本で販売している様に、店頭に決められたサイズを揃え、購入するレディメイド(既製品)販売よりも、

メジャメント(採寸)のスペシャリストがアメリカ各地を飛び回り、各店でメジャメントを行い、カスタマーの好みに合わせ、INDIVIDUALIZED(個人に合わせた)なシャツ販売のが多いからです。

名前にあるように、カスタマーとコミュニケーションをとりながら、好みに合わせていくといった、アメリカでも少なくなりつつある、アメリカンメイドのカスタムシャツブランドです。

そんなカスタムメイドで面白いのが、アメリカと日本で生地の好みが異なる点。

アメリカでは繊細で糸の細い軽やかな OXFORD 生地が好まれるのに対して、

日本では、粗野で経年変化を感じることのできる、粗めの OXFORD が好まれます。

これは、主にネクタイを着用するビジネスシーンで INDIVIDUALIZED SHIRTS を着るアメリカに対して、カジュアルに着て、経年変化を楽しむ方が多い日本との違いです。

どちらが正解というのはないですが、単純に好みの違いです。

日本人が好きな手触りのある粗野な生地は少なくなりつつありますが、

粗野な生地で、経年変化が魅力の ARROW OXFORD を久しぶりにオーダーしてみました。

触らなくても分かる、ザラザラとした凹凸のある生地。

太い糸をざっくりと織ることで、こうした風合いが生まれます。

特にLight Blue は、糸に色むらがあるので、Chambray の様な風合いに仕上がっています。

形は定番の ATHLETIC FIT でオーダーしましたが、縮みが大きいので着丈を1インチ長めに仕上げてあります。

乾燥機なら1回。自然乾燥なら5～6回ほど洗うとしっかりと縮みきります。

ちなみにStandard Fit の B.D タイプでもオーダーしていますので、定番がお好きな方はそちらもオススメです。

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