THE NEW & UPDATED OPEN COLLAR SHIRTS
2/16/2020どうしていつもタイミングを分けて入荷してこないのかな、なんてグチをこぼしながら作業していましたが広げて着てみたところ納得の出来上がり。
他にも入荷しているのですが渾身の仕上がり Camp Collar Shirt からご紹介。
毎年少量ながらリリースしている準定番の開襟シャツですが実は細かく調整して理想を追い求めていました。
Camp Collarで使われるフィットは基本的、肩幅・胸幅が広くウエストの絞りが強いAthletic Fit。胸から腰にかけてのギャップの大きいフィットですが、クラシックなアイテムが好きな僕たちとしてはイマイチ納得ができていない形でした。
というのも、古い開襟シャツに絞りはありませんからね。自分が実験台になりアメリカと協議を重ねた上で今回の形にたどりついています。先日ハヤノが紹介していた僕のシアサッカーシャツもその実験の一つ。
従来のAthletic Fitとの大きな変更点は3つ。
一つ目はウエストの絞りを無くしています。ウエストの絞りはシャツをタックインした時にもたつく生地を少なくするための仕様でしたが、本来Camp Collar はスポーティーなシャツ。タックインする方は少ないので絞りを無くしました。つまり出して着ることを前提に考えた形にしています。しかし通常の Camp collar の肩幅・胸幅でウエストの絞りを無くしてしまうと正方形に近く、変にボクシーな形になってします。そこで肩や胸は幅を減らし、着丈を短くしてバランス整えました。
ブルーが従来のサイズフィットのシャツでホワイトが今回の仕上がってきたシャツです。
次にバックヨークのプリーツ。これは腕の可動域を増やしたり肩甲骨回りの遊びを持たせるために用いる仕様なのですが、肩幅と身幅は通常のフィットより広いのでこれを廃しています。これによりバックから見た時にスッキリと見えるのが特徴です。
そして最後の変更点がサイドベンツと呼ばれる裾の両端の切込みを無くした点です。
サイドベンツはジャケットのベンツと同じ様に、動いた時に広がりつっぱらない様に運動量を持たせる仕様です。しかし50年代や60年代古いシャツを見ると切込みは無くボックスカットのシンプルな仕上がりになっています。
それもそのはず。バックのプリーツと同じ原理で身幅や肩幅が通常のフィットよりも広い仕様ですから十分に運動量は確保できています。ベンツをなくしスッキリとさせて、さらに余分なひっかかりが出ないようにしています。
生地は4種類。無地2種類とチェック2種類。無地はレトロな雰囲気を演出するクリームベージュのポプリンとさわやかなフレンチブルーポプリン。
Premier Poplin / 26,000YEN (EX-TAX) |
French Blue Poplin / 25,000YEN (EX-TAX) |
そしてチェックは繊細なブルーとレッドのラインが走ったスプリングタッタソールといぶし銀なブルーチェックです。
Corcoran Poplin 70's / 26,000YEN (EX-TAX) |
Cambria Two Ply Twill / 26,000YEN (EX-TAX) |
特におすすめはブルーチェック。
アメリカの片田舎のおじさんが着ているシャツのイメージ。
実際に開襟シャツを着ているシーンはないのですが映画グラントリノのクリント・イーストウッドが演じたコワルスキーみたいな雰囲気で渋く着てもらいたいシャツです。
本日は開襟でしたがシャツは他にも入荷しています。
引き続きご紹介していきますが数が少ないモデルもあるのでご紹介前にサイズが欠けてしまう生地もあると思います。ぜひお早めに。
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