INDIVIDUALIZED SHIRTS OXFORD SHIRT WHITE

4/11/2019



本日は定番を少し深堀してご紹介。



INDIVIDUALIZED SHIRTS の中でも一番の定番は "Cambridge" と "Regatta" と名付けられた、Oxford 生地です。

それぞれの生地の違いについては、以前オーダー生地のご紹介でご説明していますので、

そちらをご覧ください → INDIVIDUALIZED SHIRTS ORDER FABRIC VOL.2

そもそも、なぜ OXFORD という名前の生地が誕生したかと言うと、大学の名前に由来しています。

その名前を付けたのはスコットランドの生地メーカーで、19世紀初頭に新しい生地の開発の中で生まれた生地の一つがきっかけでした。

ほかに新しく開発された3つの生地と合わせて、それら4種類は大学生に向けたシャツ地として、それぞれ大学の名前にちなんで、YALE・HARVARD・CAMBRIDGE・OXFORD と名付けられて販売開始されます。

しかし OXFORD 以外の生地はそれほど人気が無く消滅してしまい、結局今日でも残った生地がこの OXFORD と呼ばれる生地です。

この OXFORD 生地は単に布を定義する言葉ではなく、その生地の織り方のスタイルを指しています。

これはシャツ地では定番のブロードと呼ばれる、縦糸と緯糸が1本ずつ均一に交差していく平織り生地に対して、

経糸と緯糸が2本ずつ引きそろえて交差した生地を指します。

OXFORD は従来の張りがあり凹凸の少ない均一なブロードにと比べ、凹凸が生まれチェッカーフラッグの様によりハッキリと織り目が出るのが特徴の生地となっています。

この生地はそれまでの生地に比べて、凹凸が強いことで通気性が生まれ快適だったことで普及していきました。

1930年代以前のイギリスのポロ競技においては、この OXFORD 生地を使用したシャツは正式な競技用ユニフォームとして使用されています。

この競技の際使用していたユニフォームに目を付けて販売を開始したのがあの BROOKS BROTHERSで、




BROOKS BROTHERS を愛用していた IVY LEAGUER 達や、かの有名な Kennedy によってさらに OXFORD がアメリカに広まっていきました。

OXFORD 生地は先に紹介した様に生地の名前ではなく、その織り方のスタイルを指しており、

INDIVIDUALIZED SHIRTS でも、CAMBRIDGE や REGATTA などの定番 OXFORD 以外にも糸の細い PINPOINT OXFORD や、さらに細い糸を使用した ROYAL OXFORD と呼ばれる生地が存在します。

いずれしてもウォッシュを繰り返すことで生まれる生地の表情や肌ざわりの変化が愛されている一番の理由です。

日本では、数ある OXFORD の中でウォッシュ後の変化が大きい CAMBRIDGE  REGATTA の2種が長らく一番人気です。

味や風合いを大事にする日本人ならではでないでしょうか。

ちなみに、洗濯後に外に洗濯物を干す文化ではなく、ランドリーやクリーニングで衣類をお手入れする習慣のアメリカでは、

PINPOINT OXFORD や ROYAL OXFORD のほうが人気です。金融街のビジネスマンにシワや味なんて持ってのほかですからね。


ではそんな定番の CAMBRIDGE や REGATTA などの OXFORD ですが 、お客様から「どのように合わせたらいいですか?」なんて声をいただきます。

そこで、本日はスタッフが定番のホワイト OXFORD を自分達の私服で合わせてみました。

もちろん好みはあると思いますが、ご覧ください。

まずはクラシックボーイハヤノから。



 








私同様に古いものが好きなハヤノですが、ジャンル的にはドレスやクラシックスポーティーな物が好きな彼ならではのスタイリングです。

ハイライズパンツに TAPIA LOS ANGELES が数シーズン前に出していた肩の切り替えのないジャケットを合わせてモノトーンにまとまっています。

いつも彼らしさがしっかりと感じられるのは、整えられたヘアスタイルやサイズバランスなど、好きな物がブレていないからですね。

そういえば着ているシャツは REGATTA OXFORD なのですが、セルフカスタムで羽襟をぶった切っています。

自分でやるのは怖いですが、意外と悪くないのではないでしょうか。

もし襟がダメになってしまったシャツがある場合直すのも一つの方法ですが、こんなカスタムもありですね。

気になった方はどんな塩梅か、彼に聞いてみてください。


続いては髙梨。










ベーシックでクリーンなスタイリングが好きな髙梨も、ハヤノと同じくお気に入りの TAPIA LOS ANGELES のアイテムを使ったスタイリングです。

同じ TAPIA LOS ANGELES でもハヤノと異なり、タカナシは カーキやベージュといった、少し柔らかい色でのスタイリングです。

シャツは REGATTA OXFORD ですが、自分でオーダーしたシャツだけあってサイズがいい具合ですね。

REGATTA は CAMBRIDGE と比べて、生成りがかったナチュラルな色味のなので、

こうしたカーキやベージュなどの色味との愛称が抜群です。

なんだか"セピア"って言葉がしっくりくるスタイリングではないでしょうか。


最後は私です。









二人がシャツの上にジャケットを着用していたので、

お気に入りのデニムと合わせたシャツ一枚のシンプルでカジュアルなスタイリングです。

着用しているシャツも二人と異なり、 CAMBRIDGE OXFORD です。

ピュアでパリッとした白は着回しやすく、どんなスタイルにも合わせやすいです。

デニムは LEVI'S の505シングルステッチデニムで、色落ち具合が好きでカジュアルスタイリングの時は結構履いています。

こうしたホワイトやブラックといったなシンプルな色味のアイテムと雰囲気のコントラストを出したくて合わせてみました。

オーバーサイズでだらしなくならないようにサイズ感に気を付けたり、ベルトやシューズといったアイテムを差し色や締めのために合わせてみました。

今回アクセサリーなどは身に付けていませんが、シンプルな分アクセサリーなどで個性を加えてみてもおもしろいと思います。


いかがでしたでしょうか。定番ホワイトの OXFORD は様ざまな着方に対応いただけます。

サイズやスタイルなど、是非自分だけの着方を楽しんでみて下さい。

まだお持ちでない方も、すでにお持ちのかたも1枚いかがでしょうか。やっぱりいいです。

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