キャスケットやハンチング、パナマハットにカンカン帽と、どちらかといえばイレギュラーなものばかり好んで被っていたのですが、雰囲気がズレるととんでもないことになるのがこういう帽子だったりします。全体のスタイルがまとまっていないといけないこれらに対して、どんなスタイルにはまりやすいのがベースボールキャップでしょうか。

でも、難しい帽子たちはバッチリはまると驚くほど空気が出来上がりますし、反対にベースボールキャップがズドンとハマる事ってそんなにないような気もします。主観です。

とにかく、ベースボールキャップはもはやスタイル云々以上に日常的なものであるという事なんだと思います。

でも、着込んで襟が擦り切れたオックスフォードのシャツや、父のお下がりの大きすぎるポロシャツを着て、寝ぐせ頭をベースボールキャップに突っ込んで街に繰り出すかっこよさもあると思うんです。それはスタイルとして統一されたかっこよさではない、きちんとしていないが故のものとでもいいましょうか、リアルなんですね、きっと。

たぶん自分はそれがしたいんだろうなあと、ブログを書きながらようやく気が付きました。ブログ書いて良かったです。ローイングの白いキャップ、買ってみようと思います。