こんばんは、カイです。今日のブログはあのシャツについて！！
100年前の明日5月29日、今なお語り継がれる大統領、ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ、JFKが生を受けました。

革新的な大統領として人気が高かった一方、装いの面でもこれまでの大統領とは一線を画すファッショナブルな男として今なお語られる存在です。それまでのWASPYなアイビー／エリート嗜好が強かった歴代の大統領から一転、若々しく軽快な彼の装いは今みても新鮮でカッコいいです。

若くして散ったことも含め、もはや伝説となっている彼への憧れは人種／国籍問わずではあるものの、やはり米国人のそれには敵いません。大統領を顧客にもつINDIVIDUALIZED SHIRTSにとってもやはり特別な存在であることは間違いないでしょう。

として、名生地メーカーTOMAS MASONにインディビが特別に注文をかけて作ったシャツ生地、その名もKennedy Oxford と Kennedy Bengal。
それらを贅沢に使い、ケネディが実際に着ていたシャツのディテールをモチーフに、Usonian Goods Storeとみなさんのために完全限定生産してくれました。


まず目に飛び込んでくるのは、通常サイズタグが付く部分に刺繍された、JFKの文字。これは彼のシャツに入っていた左胸の刺繍がモチーフ。彼のスタイルへ敬意を込め、着ると見えなく襟裏に忍ばせました。


襟は彼が愛用していた小ぶりなレギュラーカラー。これもJFKが頻繁に着ていたものに1番近いものを再現しました。アイビーリーガーのアイデンティティとも言えるボタンダウンシャツを、自らもアイビーリーガーであったにも関わらず任期中は決して着なかったケネディ。それだけでもどれほど革新的な装いをしていたかがわかります。



暗殺される1963年以前、当時主流だった多くのシャツはフロントのボタンが6つ。現代ではドレスシャツでもノータイで着る機会が多くなり、肌の露出を抑えるためにボタンの間隔が狭くなって、今では7つボタンがほとんどです。ネクタイを閉める機会が多かったその時代、フロントのボタンの間隔は広く、１つ少ない6つのボタンで事足りたわけです。


この6つボタン、現代人の目で見ると第一ボタンを開けたときの開き具合が絶妙なんですよね。面白い。というわけで、当然このシャツも60年代以前がモチーフですので6つボタン。


そして6つボタンと同じく、当時は剣ボロもボタンレスが非常に多い。ちょっとしたことですが、ここにボタンが無いだけで軽快な雰囲気に。


肝心の生地、無地のホワイトとブルーは極厚のオックスフォード。通常2プライで織られることの多いオックスフォード（ケンブリッジもレガッタも2プライ）ですが、糸をさらに太くした3プライのオックスです。ドレスにも使えそうな品のある滑らかさに、地の目が遠目でもはっきりわかるスポーティな織り。

Kennedy Oxford Standard Fit JFK Collar in White ¥29,000+Tax

Kennedy Oxford Standard Fit JFK Collar in Light Blue ¥29,000+Tax

しなやかなブロードのKennedy Bengalは、パリッとした乾いた質感。生地の立つオックスとは違い、カジュアルな余裕を感じる生地です。ストライプの色味も主張は少ないけど存在感のあるスカイブルー。

Kennedy Bengal Standard Fit JFK Collar in Light Blue ¥29,000+Tax

最後にスタッフ3人で着てみました。
ヤザワはKennedy Bengal。ショーツと合わせるなら、最も快活な印象のベンガルを。ニットタイもよく合います。



僕はKennedy Oxfordのブルーを、オーセンティックにブレザーと。スクールリングもあるとよりアメリカに浸れます。



タカナシは6つボタンを活かしてノータイ。6つボタンのボタンダウンとはまた違った、色気のある襟元に。かと言って“過ぎない”のがポイント。



実は当店のケネディ、このシャツが初ではありません。
そうです、我らがAMERICAN TRENCHのKennedy Lux Athletic Sock！！！
JFKがヨットで余暇を過ごす写真からインスピレーションを受けてデザインされたものですので、これもまさしくケネディの精神が宿ったもの。



シャツの発売は明日、29日の正午から。シャツの販売開始から今週末の3日間限定で、Kennedy Shirtを購入していただいた方にはケネディソックスもお付けします。店頭、オンライン問わずですので、お見逃しなく。

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