MOHINDERS: AFTER 2 YEARS OF WEAR

6/15/2020

こんばんはカイです。マイフェイバリットサンダルのMOHINDERS、履き続けて早2年。気が付けば店頭の新品と同じものだったとは思えないほど変化したモヒンダーズ。今年の夏もまだまだ履いていくつもりでしたが、ソールが薄くなってきてさすがに履きづらい。一日お店で立ってると足が痛くなる程度には履きづらい。まだまだアッパーは丈夫、というよりまだまだこれからなので、ちょっとした変化を施してみました。



モヒンダーズのオリジンであるインドの伝統的な革網の靴は、そもそもアウトソールが付いておらず、ネイティブアメリカンのモカシンのように、アッパーを構成する革がそのままソールとして使われている簡素なものです。モヒンダーズはクラークスなどでよく見るクレープソールが付いていて、ちゃんと街履きに適した作りになっているんですが、さすがに2年以上履いていれば劣化もします。革に足型が付くまでは結構クッションが強くて履きやすいんですが、今やクッション性はもはや無いです。もちろん接着されているだけなのでソール全部ひっぺがして新しく付け直してもらうこともできるのですが、せっかくなので前からやりたかったことをしてみました。それがこちら。

Mohinders City Slippers ¥19,800+tax

ヒールを付けてもらいました。お願いしたのは同じ原宿・千駄ヶ谷エリアにお店を構えるSUPER8SHOESさん。東京でヴィンテージシューズといえばココです。Usonian Goods Storeのお客さまだとお買い物ルートに含まれている方も多いようで、これからSUPER8行きます〜や、さっき行ってきました〜のお声をよく聞きます。僕が今回お願いしたみたいにリペアもやってくれます。そんなこんなでヒール付けをお願いして、早速今履いてるんですが、ビックリするくらい履きやすくなりました。効果ばつぐんです。


本当にこれ、今まで買っていただいた方も、これからご検討されている方も騙されたと思ってやってみて欲しいくらい劇的に変わりました。まず、靴全体の重心が若干後ろにずれるので、すっぽ抜けにくくなりました。そして重みがある分足が振りやすく歩きやすい。立っている時はちゃんと傾斜を感じるので疲れにくい。そして何よりエレガントでカッコイイ。1番大事なところです。
今回はすでにソールが減っているところに付けてもらったので靴全体の高さが薄めですが、履き込まずにヒールに高さが出れば、より品のある雰囲気に仕上がると思います。これから購入予定の黒モヒンダーズは買うや否やヒールを付けに行こうと思ってます。

そして驚愕の経年変化はこちら。
一目瞭然ですが、左が僕の私物右が新品です。色の変化はさることながら、形も足に合わせて大きく波打っています。


店頭だけでなく休みの日もほぼ毎日履いていたので、焼けるのが早かったのかもしれませんが、化学薬品等を一切使わない、限りなく加工されていない無垢な革だからこそここまで深く色が変化します。そこらのヌメ革には出せない陰影です。


しかも、一切手入れはしていません。たまーに乾拭きするくらい。それのせいか、先日電車でカカトを踏まれたときに右側の革が切れましたが、これもまた味です。


このエイジングをみてビビッときた方、悩んでいた方、僕が身を持ってお伝えします。

ハヤノ カイ

You Might Also Like

0 コメント

Blog Archive

recent posts