HAND MADE BY NUNATAK
11/27/2019
毎年様ざまなブランドから発売されるダウンジャケット。その起源は1936年にさかのぼります。アメリカ ワシントン州・シアトルで創業した Eddie Bauer。その創業者のEddie Bauer が冬のシアトルで趣味の釣りに興じていた際に低体温症を引き起こしたことがきっかけでした。
当時アウトドアで外気を防ぐためのウェアと言えば、ウールを使用したヘビーメルトンアウターが主流でした。しかしこの出来事をきっかけにしてより保温力と実用性を高めた代替え品の開発に着手し、特許を取得すると共に新しいアウトドアウェアとしてダウンジャケットが開発されました。
シェルと言われる表地にナイロン生地そして中材に羽毛を使ったこのジャケットはスカイライナーと名付けられ、風船のように膨らんだダウンのボリュームをおさえるためのダイヤキルティングステッチが特徴でした。
ダウンは保温性に加え体から出る汗を放出する特徴があり、さらにウールより重量も軽いことからアウトドアウェアユーザーを中心に人気を博し広まっていきました。
その後1942年の第二次世界大戦さなかにはアメリカ空軍からの依頼がありB-9フライトパーカーやダウンパンツ・寝袋など様ざまな製品が開発され、ダウン使った製品はさらに広まっていきました。
戦後はその軽さや保温力からアウトドアシーンを中心に、エクストリームシーンと呼ばれる高山登山や南極や北極など極地を目指す Explorer 達にも愛されています。
そんなダウンウェア。年々寒くなる時期が後ろ倒しになってきている冬ですがやはりこの時期にはかかせないアイテムの一つではないでしょうか。今シーズンも THE NORTH FACE や AMERICAN TRENCH そして CRESCENT DOWN WORKS などのダウンを紹介してきましたが、さらに寒さが深まってきたので満を持してこちらのご紹介です。
Kobuk Down Hoodie (Camo) / 150,000YEN(EX-TAX) |
Kobuk Down Hoodie (Black) / 150,000YEN(EX-TAX) |
Kobuk Down Hoodie (Gray) / 150,000YEN(EX-TAX) |
NUNATAK は1999年に山岳ガイドのトム・ハルピンがウエストシアトルで創業したカスタムメイドダウン製品のブランドです。現在は創業のウエストシアトルからユタ州に拠点を移して4人の仲間と手作りで製品を作成しています。
主な製品はダウンジャケット・ダウンベストそしてシュラフの3つ。中材のグースダウンはコップで軽量したのちに専用のスコップで熟練職人の手作業で封入し、クリップで縫い目を留めて縫う昔ながらの方法で行われています。均一に封入されたダウンは着用してすぐに温かいと感じることのできる仕上がり。真冬でも寒さをシャットアウトしさらに抜群の保温力で体を温めてくれます。
寒さを防ぐ工夫は他にも。フロントは普通のジップなのですが、ジップ裏にはチューブ状にダウンが詰まったフラップを配して雨・風を防ぐ使用になっています。さらに裾やフードにつけられたドローコードはしっかりと絞ることで空気の侵入を最低限に防いでくれる仕様に。こうした細かなデティールは製品が仕上がると自らテストを行うという、トム・ハルピンの経験に基づいています。
シェル素材は3種類。Black と Camo はポリエステル、Grayはナイロンを使用しています。一口にポリエルテルやナイロンと言ってもそれぞれ生地が異なります。
Blackは 40Denier 1.7oz Epic ナイロン・Camoは70Denier 1.9oz ナイロン生地を使用。そしてGrayは 7Denier 0.74oz Robic の ポリエステル生地が使われています。
Denierとはナイロンやポリエステル素材の糸の太さを示す単位で、糸の長さを同じ 9000m にした場合の糸の重さによって数値が変わります。つまり9000m で70gの場合は70Denierとなるわけです。これが9000mで100gの場合は100Denierとなり、70Denierよりも重いことで糸が太いということになる訳です。
生地の薄さが伝わりにくいので簡単に説明すると、女性が履くストッキングが40Denier~170Denierくらい。なのでそれと同じくらい、もしくはさらに細い糸で作られた生地ということです。しかし生地は薄いだけでなく糸が細くなってもしっかりと強度を持つ丈夫な糸で作られていますので、無理をしなければ生地が簡単に破れることはありません。
また生地が薄いということはその反面重量を軽くできるということです。軽さに加えて表面に撥水加工を施しマイクロリップストップ仕様になった生地は雨風を防ぐだけでなく、擦れや引き裂きにも強く持ち運びにも優れています。
気になるダウンの能力を示すフィルパワーは900FPと、桁違いの温かさ。着ると低反発まくらの様に身体に合わせてダウンが収縮して馴染みクセになります。サイズは2サイズご用意しているのですが正直あまり違いがわかりません。ダウンが収縮するのでフィットしてくれる感じです。
作り方は昔ならではの手作りで素材は最新の生地を仕様したクラフトマンシップあふれるダウン。少し値は張りますがきっと満足いただける温かさだと思います。いかがでしょうか。
USONIAN GOODS STORE
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主な製品はダウンジャケット・ダウンベストそしてシュラフの3つ。中材のグースダウンはコップで軽量したのちに専用のスコップで熟練職人の手作業で封入し、クリップで縫い目を留めて縫う昔ながらの方法で行われています。均一に封入されたダウンは着用してすぐに温かいと感じることのできる仕上がり。真冬でも寒さをシャットアウトしさらに抜群の保温力で体を温めてくれます。
寒さを防ぐ工夫は他にも。フロントは普通のジップなのですが、ジップ裏にはチューブ状にダウンが詰まったフラップを配して雨・風を防ぐ使用になっています。さらに裾やフードにつけられたドローコードはしっかりと絞ることで空気の侵入を最低限に防いでくれる仕様に。こうした細かなデティールは製品が仕上がると自らテストを行うという、トム・ハルピンの経験に基づいています。
シェル素材は3種類。Black と Camo はポリエステル、Grayはナイロンを使用しています。一口にポリエルテルやナイロンと言ってもそれぞれ生地が異なります。
Blackは 40Denier 1.7oz Epic ナイロン・Camoは70Denier 1.9oz ナイロン生地を使用。そしてGrayは 7Denier 0.74oz Robic の ポリエステル生地が使われています。
Denierとはナイロンやポリエステル素材の糸の太さを示す単位で、糸の長さを同じ 9000m にした場合の糸の重さによって数値が変わります。つまり9000m で70gの場合は70Denierとなるわけです。これが9000mで100gの場合は100Denierとなり、70Denierよりも重いことで糸が太いということになる訳です。
生地の薄さが伝わりにくいので簡単に説明すると、女性が履くストッキングが40Denier~170Denierくらい。なのでそれと同じくらい、もしくはさらに細い糸で作られた生地ということです。しかし生地は薄いだけでなく糸が細くなってもしっかりと強度を持つ丈夫な糸で作られていますので、無理をしなければ生地が簡単に破れることはありません。
また生地が薄いということはその反面重量を軽くできるということです。軽さに加えて表面に撥水加工を施しマイクロリップストップ仕様になった生地は雨風を防ぐだけでなく、擦れや引き裂きにも強く持ち運びにも優れています。
気になるダウンの能力を示すフィルパワーは900FPと、桁違いの温かさ。着ると低反発まくらの様に身体に合わせてダウンが収縮して馴染みクセになります。サイズは2サイズご用意しているのですが正直あまり違いがわかりません。ダウンが収縮するのでフィットしてくれる感じです。
作り方は昔ならではの手作りで素材は最新の生地を仕様したクラフトマンシップあふれるダウン。少し値は張りますがきっと満足いただける温かさだと思います。いかがでしょうか。
USONIAN GOODS STORE
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