THAT ZIG-ZAG: ROWING BLAZERS

3/26/2020

一昨日ぶりにこんばんは!カイです。早速ですが、コロナの影響で週末の営業が変則的になるかもしれません。明日追ってお伝えしますので、週末ご来店予定の方は引き続きブログ・インスタのチェックをお願いいたします!
そして本題。例のジグザグブランドの新作がついに入ってきましたよ!中でも隠れた名品を本日は見ていきましょう…


そう、パンツです。ROWING BLAZERSと言えばもちろんブレザー、そしてラガーシャツのイメージですが、パンツもすこぶる良い。ブランドである前にファクトリーであるHERTLINGやBILLS KHAKISとは違い、ROWING BLAZERSの世界観の中で作り出されるパンツは独特かつ魅力的です。


ほんのりテーパーしているものの、ドカンと太い履きやすい形。股上もしっかり深く、カジュアルながら、彼らの表現したいフィット感がビシビシ伝わってきます。それもそのはず、このパンツの物語はオックスフォードバッグズから始まっています。

オックスフォードバッグズは、1920年代から50年代ごろにかけて流行した裾幅が異常に太いパンツのことで、その名の通りオックスフォードの学生から広がっていきました。なぜ流行したかは諸説ありますが、どの時代でも変わった/尖ったことをしたがるのは学生共通なようです。学ランにボンタンが流行ったのと同じ原理だと僕は思ってます。ちなみに僕のときはみんなやたらデカいカーディガンを着て、鞄を破壊して安全ピンで付け直したものを使うのが流行ってました。意味なんてないんですが、流行なんてそんなもんでしょう。


そしてご存知の通り、ブレザーのルーツはローイング競技。それに勤しむ学生が当時履いていたオックスフォードバッグズをモチーフにしているわけですから、それはもう興奮醒めやらないわけです。


当時はウールのフランネルが多かったようですが、現代でこれを履くとしたら、やっぱりチノ。これほどパンツとして馴染み深い生地もそうそうありません。


モチーフにしているだけですので、実際のオックスフォードバッグズほど太くはありませんが、それでも現代にある多くのパンツと比べると圧倒的に太い(裾幅9-1/4inch 23.5cm)。そして多くの場合プリーツが入らないのも特徴で、そういった細かいディテールはもちろん引き継がれています。


ミリタリービンテージがお好きな方だと、40年代のUSミリタリーのチノパンツとも共通点を見つけられるかもしれません。実際僕もかなり似てると思いました。ただこの色味と生地の質感は軍ものでは絶対にないです。そしてなにより印象的なのが、この後ろ姿。


彼らのブランドロゴにも使われているジグザグをあしらった、NATOベルトをベルトループとして背面一箇所に装着。真面目にやってるかと思いきやこういう遊びがあるから最高なんです。


ローイングのパンツは表記よりもかなり実寸サイズが大きので、今回は28の1サイズのみです。これだけで29〜32くらいまでの方まで幅広く対応できます。実際、上の写真の僕(ウエスト普段29)とタカナシ(ウエスト31)でどちらとも問題なく履けてます。色展開はクリームとグリーンの2色。

しかしサイズばかりは履かないとわからないのも事実。気になる方はぜひ履きにいらしてください!

ではまた次回!!!

ハヤノ カイ


You Might Also Like

0 コメント

Blog Archive

recent posts