NEW ARRIVAL JUTTA NEUMANN "HERMES"
4/04/2019
長らく欲しい物リストに入っていた、NYで手作りされているレザーサンダルとレザーアクセサリーを製作しているブランド、JUTTA NEUMANN が入荷してきました。
JUTTA NEUMANN(ユッタニューマン)
Jutta Neumannは、ドイツ出身の女性職人によってハンドメイドで作られる、レザーサンダルとレザーアクセサリーを製作するNYのブランドです。1980年代にPARISからNYに移り住み、NYでレザーサンダルを製作していたBarbara Shaumのもとで6年間修行をして、1994年に独立し自身のブランドをスタートしました。サンダルやアクセサリー類は、Jutta Neumannと彼女の息子、そして数人の職人達によって、現在もすべてNYの工房で手作りされています。
ひとつひとつ手で曲げられているアーチサポート(土踏まずのふくらみ)は、使い込むことで足に馴染んでいきます。
読みにくい名前はドイツ出身に由来しています。息子を含む数人の職人を束ねる、JUTTA NEUMANN はドイツなまりの気さくな雰囲気のおばさんでした。
今回のオーダーは昨年の夏に直接工房を訪れてオーダーしてきたもので、私も入荷をとても楽しみにしていました。
数あるモデルの中からオーダーしたのは、"HERMES" と名付けられた、親指と甲をホールドするシンプルなモデルで、カラーは2色です。
HERMES(Black) / 45,000YEN(EX-TAX) |
HERMES(Orange) / 45,000YEN(EX-TAX) |
アーチサポートシステムと呼ばれる土踏まずのふくらみは、履きこむと着用者の足に馴染み、履き心地が良くなっていきます。
正直最初はレザーが固いので、痛くて歩きにくと言う人もいるくらいですが、アーチサポートだけではなく、フットベッドが沈み着用者の足型に変化していきますので、
馴染んだ後は他に代えがたい履き心地になります。
ソールはドイツのブランドビルケンシュトックのソールが付いています。
付けない仕様でもオーダーできるのですが、そのままだとレザーソールがとても硬く、
水に弱い、という訳で、摩耗しにくく水にも強いビルケンシュトックのソールをつけていただきました。
また、このビルケンシュトックのラバーソールは、本体レザー部分に達する前にリペアに出せば簡単に交換できますので、アッパーがダメにならなければ長く愛用いただけます。
今回私たちがこのブランドをオーダーしたのは、その履きこむ過程やものづくりの空気感を味わってほしかったからです。
日本同様にアメリカでもこうした職人手作りの製品というのは少なくなってきていて、後継者として引き継ぎたいという方も少ないです。
現に昨年老舗のアワードジャケットブランド SKOOKUM も後継者不足などが原因で、廃業しました。
こうした状況の中、NYで職人を抱えて物づくりを行っているのは、とてもすごいことだと思います。
また、生産体制の整えられた完全分業制のブランドは、丁寧で一つ一つ同じ作りで仕上がってくるのですが、
アメリカラバーとしては、JUTTA NEUMANN の左右で釘の位置が若干違っていたり、アーチの具合に個体差があるなど、作っている人の気分が出ていて、職人が作っている空気を感じられるのが好きなんです。
とは言え、いくら語る部分が多くてもやはり見た目も大事ですね。シルエットやレザーの雰囲気もお世辞抜きにかっこいいです。
すでに欠けてしまっているサイズもあるので、お早目にどうぞ。
USONIAN GOODS STORE
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